芸術祭OASISは1996年に大阪・京橋のツイン21で始まり、2005年からOASIS Internationalとして海外諸国でも開催するようになりました。それは日本および世界で「社会と美術界の架け橋になる」というイベントの理念があったからです。
OASISという名前は、Osaka Art Show of International Selectionsの頭文字、そして砂漠のような都会の生活で渇いてしまった現代人の心に「アート」という水を与えるオアシス、この2つの意味を持っています。厳選された芸術作品の鑑賞によって、日本のみならず世界の人々が心に潤いを持つ事が大きな目的なのです。
今年も大阪会場はOBPツイン21で開催されます。OBP(大阪ビジネスパーク)は大阪城に隣接し、週末には6万人が訪れるエリア。地上38階建て2棟の高層ビルを結ぶ4層分吹き抜けの広大なアトリウムで、第1回展(1996年)から変わらず使用されています。
もう一方は、今回がOASIS史上初となる東京での巡回展。国内外の音楽会・演劇・美術展などを行う総合芸術文化施設、東京芸術劇場での展覧会を予定しています。2020年は国際的なスポーツの祭典で賑う東京をアートで彩ります。
また会場では、これまで好評を得ている大人から子供までが楽しむ制作体験ワークショップ も開催します。大阪から東京へアートの感動をリレーすべく、約200号のキャンバスを用いて出展アーティストによる共同制作を両会場で実施。
2020年の大阪と東京で、ぜひOASISの理念を感じとっていただければ幸いです。
OASIS大阪展では毎年、フランス、モナコ、スペインより海外の現役作家による積極的な出展があり、実際に展覧会場を訪れるアーティストとの交流が生まれます。
総合監修者にはスペインよりアルフォンソ・ゴンサレス=カレーロ氏、フランスよりアラン・バザール氏を迎え、豪華な監修による大規模な国際合同展が計画されています。
展覧会現地では、実際に訪れる海外監修者からの出展作品寸評会がおこなわれ、毎年大いに賑いを見せます。
アルフォンソ・ゴンサレス=カレーロ
【来日・東京展会場へ来場予定】A.M.S.C.スペイン本部評議委員長。画廊経営の傍ら、国立美術作品鑑定協会会員、国際美術評論家協会(AICA)会員、スペイン美術評論家協会(AECA)会員などとしても活躍。「インヴェスティガシオン・イ・アルテ」および実験的画廊「アートルーム」ディレクター。
アラン・バザール
【来日・大阪展会場へ来場】A.M.S.C.フランス支部委員。画家としてフランスのみならず、世界各国で独自の主題を描き続け、ソシエテ・ナショナル・デ・ボザール賞、フランス国海軍賞、ル・サロン絵画部門名誉メダルなどを受賞。フランス芸術家協会(ル・サロン)絵画部門代表。
フランス芸術家協会
(ル・サロン)
[会長]
マルティーヌ・ドラルフ
世界を代表するフランスの美術団体。1667年、ルイ14世の提言により創設された世界最古の公募展ル・サロンを主催。モネやマネ、ルノワール、ドガ、ミレー、ロダン、ドラクロワ、セザンヌらを輩出した由緒ある団体である。日本に洋画を根付かせた黒田清輝も挑戦し、入選した。
ユネスコ公認
国際美術連盟モナコ公国委員会
[会長]
マリー=エメ・チロル
1955年に設立されたモナコ公国を代表する美術団体。モナコ公国王室とユネスコの公認美術団体として、世界の美術団体と交流しながら文化の向上に資することを目的としている。名誉会長は現大公のアルベール2世。AIAP(国際美術連盟)加盟委員会は世界80ヶ国以上に存在する。
アンバサド・
アンテルナショナル・デザール
[会長]
ジョジアナ・アレグリ・ビニャール
南フランスの美術団体。フランスをはじめモナコなど、コートダジュール地域を中心とした芸術家によって1980年に創立され、現在はフランス以外にも活動の場を広げている。
A.M.S.C.スペイン本部
[評議委員・美術評論家]
カルメン・アラゴン
国際美術評論家選考委員会として1995年にスペイン・マドリードにて発足したA.M.S.C.。美術評論家のカルメン・アラゴン氏がディレクターとなり、現代スペインの精鋭作家が毎年OASISに出品している。
開催概要 | |
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会 期 | 大阪展:2020年5月22日〜24日
東京展:2020年7月21日〜7月23日 |
会 場 | 大阪展:OBPツイン21アトリウム (大阪・京橋)
東京展:東京芸術劇場(東京・池袋) |
主 催 | オアシス実行委員会 |
運 営 | 株式会社 麗人社 (http://www.reijinsha.com/) |
ジャンル | 絵画/版画/工芸/書/写真/立体 |
総合監修 |
アルフォンソ・ゴンサレス=カレーロ、
アラン・バザール |