台中市政府新庁舎を会場として行なわれた本展は、惠中ホールと文心ホール、2つのホールに作品が展示されました。惠中ホールでは、協力団体の一つで、台湾の名門大学である東海大学美術学部の教授やOB、学生たちの作品と、日本美術の歴史を伝える広重や歌麿、写楽の浮世絵(現代の彫師や刷師が再現したもの)を展観。台中市民だけでなく同校美術学部の学生たちも大勢訪れ、絵画のマティエールや墨の掠れ方など、細かい部分を熱心に観ながら意見を交わす姿が印象的でした。
また、庁舎を訪れた市民や休憩時間を利用して鑑賞を楽しむ市政府職員が多く見かけられました。中には、「昨日お気に入りの作品を見つけたから、今日はカメラを持って作品の写真を撮りに来た」と話す来場者が多数。選抜展示された日本芸術の「今」を伝える作品の数々が、台中市民にも好意的に受け入れられたようです。
3日間に渡り開催された「台日藝術博覧会2018 ~ Taichung Art City ~」は現地でも大きな話題を呼び、初日のオープニングセレモニーの様子は、様々な媒体を通じて台湾全土でその日のうちに流れ、多くの来場者を動員しました。また、本展に関するニュースは台湾だけでなく日本でも報道され注目を集めました。 惠中ホールと文心ホールを繋ぐ巨大な「川堂コンコース」にて開かれたオープニングセレモニーは、開幕を知って来場した市民と大勢の報道関係者が詰めかけ、華やかな幕開けとなりました。
開催概要 | |
---|---|
会 期 | 2018年3月27日(火)−29日(木) ※本展覧会は終了いたしました |
会 場 | 台中市政府新庁舎 (文心ホール/惠中ホール/川堂コンコース) |
主 催 | 台日藝術博覧会実行委員会 |
共同主催 | 台中市政府観光旅遊局 |
後 援 | 東海大学/東海大学美術学部/ KMS日台交流協会/Lionbobby Travel Service Co.,Ltd. /S.D.ADVERTISING CO.,LTD. |
協 力 | 台湾旅遊交流協会/台湾交通部観光局参山国家風景区管理処 |
運 営 | 株式会社麗人社 |