年度別実績Performance
第21回
雪舟国際美術協会展
雪舟国際美術協会創立20周年を記念する展覧会から早くも一年が経ち、本協会はさらなるステージへ進むための新たな一歩として、2014年12月、「第21回 雪舟国際美術協会展」を開催いたしました。会員を含む全国各地からの出展作品253点。以前にも増して、来場者の目を惹く入選作品が増えたようです。それが一万人以上もの来場者を呼ぶ結果となりました。立ち止まって作品を見つめたり、感想を話し合ったりするなど、書画の魅力に夢中になっている来場者の姿があちらこちらで見かけられ、出展作の質の高さをその反応からも窺うことができました。
本展で新たな試みとして取り組んだのが、広い展示空間を駆使して一層開放感のある展示構成にすることでした。その結果、会場は入口から作品が見渡せる広々とした空間となり、じっくりと作品を鑑賞することができたと、多くの方々から好評を得られました。
「美術屋・百兵衛」2014年秋 No.31 群馬特集
お絵かきから芸術、されどお絵かき、山口晃。 2014年10月14日(火)発売 定価:定価500円(税込) 今号の「美術屋・百兵衛」は、「群馬県」の文化や芸術にスポットを当てます。 大和絵の伝統を受け継ぎ、21世紀の日本に独特の絵画表現をもたらした現代美術家・山口晃。日本にシュルレアリスムを紹介するなど、常に新しい境地を切り拓いていった画家・福沢一郎。意外なほどたくさんある群馬県のアートスポットも紹介します。 また、県外の話題でも「国東半島芸術祭」や「六甲ミーツ・アート」など“芸術の秋”のアートイベントを取り上げるなど、群馬県はもちろん、全国の旬のアート情報が満載の一冊です。
パリ・マドレーヌ寺院
祈りの美術展
芸術家が作品に込めた思いは《祈り》の精神に通じます。「パリ・マドレーヌ寺院 祈りの美術展」のテーマは《祈り》。このキーワードに縁の深いマドレーヌ寺院を会場とし、“全ての祈り”、“愛への祈り”、“平和への祈り”、“自然への祈り”、“自由への祈り”の5つのテーマで5会期に分けて作品を展観しました。
パリ市民だけでなく、世界中からマドレーヌ寺院を訪れた観光客は、本堂と共にこの展示会場にも足を運び、熱心に作品を鑑賞。出展者が用意したPRファイルにじっくりと目を通す姿も見受けられ、日本のアートに対する関心の高さが感じられた約1ヶ月弱の会期でした。「素晴らしい展覧会だ。全会期にわたって訪れたい」と語る来場者も多く、深い感動と心に平穏をもたらした美術展となりました。
「美術屋・百兵衛」2014年夏 No.30 北海道特集
北海道は大自然だけじゃないって本 2014年7月14日(月)発売 定価:定価500円(税込) 今号の「美術屋・百兵衛」は、「北海道」の文化や芸術にスポットを当てます。 日本の歴史から見ると、北海道は比較的新しい文化を持った地域でしょう。どこか異国情緒のある街は、芸術家の制作意欲も駆り立ててきたに違いありません。東京生まれでありながら北海道で農業を営みつつ、絵を描いた画家・神田日勝、札幌出身で生涯新しい画風に挑み続けた三岸好太郎など、エネルギッシュに生きた画家の人生を追います。自然を満喫しながらアートを楽しめる北海道らしい人気スポット・札幌芸術の森美術館やモエレ沼公園、北海道で初めて経済産業省の伝統的工芸品に指定されたアイヌの人々の工芸品など、北海道のアートを総ざらいしています。 また、毎回人気を集めるアートイベント「ヨコハマトリエンナーレ」を取り上げるなど、北海道はもちろん、全国の旬のアート情報が満載の一冊です。
第19回 オアシス 2014
Sendai & Osaka
初めて日本国内2都市を巡回することとなった、2014年のオアシス。巡回都市に選ばれたのは、東北地方の中心都市であり、東日本大震災で大きな被害を受けた地域の一つでもある仙台市でした。会場となったのは、伊東豊雄氏設計による個性的な建築が国内外に知られ、アートシーンの重要な発信拠点である「せんだいメディアテーク」。サブタイトルを「東日本大震災復興プロジェクト芸術祭」と定め、6F・ギャラリー4200では復興への想いが込められた様々なジャンルの多彩なアートを展示しました。その静かな空間の中でじっくり作品を鑑賞されていた来場者たち。一方、1Fオープンスクエアでは、より気軽にアートを楽しんでもらおうと、ワークショップを開催し、「動と静」の対照的な2つの舞台で、多くの来場者がアートを楽しんでいました。
また、大阪展の会場、ツイン21アトリウムは、関西有数のビジネス街・大阪ビジネスパークにあり、日本テレビ系で毎夏放映されている24時間テレビ「愛は地球を救う」の大阪会場として知られる場所です。会場は、花を模したパネルデザイン、そして4階分が吹き抜けとなった広大な空間を生かして、仙台展で制作された巨大な日本地図を吊り下げて展示。また、仙台展同様、多彩なワークショップなどの催しも実施されました。平日は多くのビジネスマンが忙しそうに行き交う場所ですが、その疲れを癒してくれるアートと、それを楽しむ人々が集う“オアシス”となったのです。
「美術屋・百兵衛」2014年春 No.29 宮城特集
宮城の文化と美術。
定価:定価500円(税込)
SOLD OUT
CONTENTS
・宮城文化考
・石ノ森萬画館 ヒーローたちが後押しする石巻の復興!!
・宮城県美術館 アートを見て、聞いて、体験して、知る。
・佐藤忠良 ロダン美術館で個展を開催した初めての日本人
・せんだいメディアテーク 伊東豊雄の代表作として有名な、アートと文化の融合施設
・津波の被害も含めて、地域の歴史と文化を伝える リアス・アーク美術館
・伊達政宗が築いた城下町・仙台
・仙台の歴史と文化を伝える 仙台市博物館
・風土が育んだ美術家たち
・2014 年春のアートイベント
・展覧会へ行こう
・美術館のレストラン
…他、特集多数
◆連載
安井収蔵/島尾新/高橋周平&金舩卓志/橋本利夫/林紀一郎/ワシオ・トシヒコ/ヤマザキ ムツミ/中野中
Art Maison InternationalVol.18
アートを創る、観るという行為は、心の中で自分の生き方を紡ぐこと。 2013年9月7日、ブエノスアイレスで開かれた第125次IOC総会において、2020年夏季オリンピックの開催都市が東京に決定しました。日本での夏季オリンピック開催は1964年の東京オリンピック以来56年ぶり。冬季オリンピックも1998 年の長野開催を最後に実施されていないため、日本国民にとっては待望の朗報となったのです。 国際オリンピック委員会が制定した「オリンピック憲章」の根本原則第1項に次のような言葉があります。「オリンピズムが求めるのは、努力のうちに見出されるよろこび、よい手本となる教育的価値、普遍的・基本的・倫理的諸原則の尊重などをもとにした生き方の創造である」。さらに第2 項にあるのが、「オリンピズムの目的は、人間の尊厳を保つことに重きを置く平和な社会の確立を奨励することにある」(いずれも一部省略)。 これは、あくまでオリンピックというスポーツの祭典について書かれたものです。しかし、上の文章の「オリンピズム」という言葉を「アート」に置き換えても通用するのではないでしょうか? この「Art Maison International」最新号に掲載されている作品は、「アートメゾン・ビエンナーレ2013」で展観され高評を得た作家の手によるもので、その一つ一つには深いメッセージが籠められています。それは人間の肉体や意志、知性などに対する讃歌であり、普遍的・基本的・倫理的諸原則を尊重する気持ちであり、さらには人間の尊厳を保つことへの賛同の声といった、人類がアートやスポーツを通して守り伝えてきたものなのです。 これらの出展作品が、誌面を通じて読者の皆様一人ひとりの心を動かすことができれば幸いです(巻頭挨拶より抜粋)。 特集:日本スペイン交流400周年事業/芸術家の軌跡 鶴田一郎 他 ◆監 修:ペドロ・フランシスコ・ガルシア ◆装 丁:B4大判サイズ/ハードカバー ◆言 語:全編英文和文併記 ◆価 格:8,000円(税別) ◆発行日:2014年3月31日 初版発行
ル・サロンと日本人芸術家たち
世界最古の公募展「ル・サロン」。本書『ル・サロンと日本人芸術家たち』では、この格式高いフランス芸術家協会、つまりル・サロンの歴史を辿るとともに、明治維新以降現在に至るまで入選を果たしてきた日本人アーティストたちとル・サロンとの結びつきを綴りました。
また、この舞台に挑戦した歴代日本人芸術家の入選作の中から厳選した作品を紹介しつつ、近年の入選者の作品にはフランス芸術家協会名誉会長であるクリスチャン・ビエ氏の評論を併載しています。ル・サロンの歴史を紐解きながら著名な4 人の日本人画家の人生を追い、そして近年の日本人入選作品を見ることによってル・サロンが日本の美術界にもたらしている影響と栄光を解き明かすことが、本書を発行する目的です。
◆初版発行:2014年3月28日
◆協 力:フランス芸術家協会(ル・サロン)
◆評論文執筆:クリスチャン・ビエ(フランス芸術家協会名誉会長)
第8回
モナコ・日本芸術祭 2014
展覧会初日の3月7日。地中海らしく晴れ渡ったこの日の午後5時から、オープニング・レセプションが催されました。年に一度、この芸術祭のために、モナコ公国政府関係者などの来賓や日本・モナコ両国のアーティスト、多くの招待客、一般来場者が国立レニエ3世オーディトリアムに集い、会場を華やかに彩りました。また、内覧の場では、本展の総合監修者であるミッシェル・キング氏による出展作品の寸評が行われました。
展覧会開催を告知するポスターがバス停やヨットハーバー、F1コース沿いなどに掲示され、モナコ公国政府観光会議局による宣伝効果もあり、会期中は来場者の足が途絶えることのなかった「第8回 モナコ・日本芸術祭 2014」。地元テレビ局の取材があるなど、マスコミでも大々的に取り上げられました。
2014年 雪舟国際美術協会
日本画選抜特別展
雪舟国際美術協会設立20周年を記念して企画され、昨年から始まった雪舟国際美術協会特別展は、公募展の聖地である東京都美術館を舞台に、年毎にテーマを変えて開催されています。
その第2回展となる本展「2014年 雪舟国際美術協会 日本画選抜特別展」は「雪舟から現代の日本画へ」と題し、日本画にジャンルを絞った展覧会でした。奇しくも「日本美術院再興100年 特別展『世紀の日本画』」が企画展示室で開催されており、本展会場には延べ約2,000人の美術ファンが来場。個性豊かで美しい作品の数々に大いに魅了された様子でした。出展作家の友人・知人も多数来場し、年を追うごとに、ますます多くの来場者で賑わいを見せているように感じられます。
特別展らしく約16mもの『四季山水図巻(山水長巻)』(複製)の全図を公開したり、伊藤若冲や川合玉堂など日本画の大家たちの複製作品、さらに多摩美術大学で日本画を専攻している学生たちの作品を展示するなど、そこはさながら世代を超えた日本画の競演のようで、大いに注目を集めていました。
国内外の美術展や美術書への作品発表
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