年度別実績Performance
雪舟生誕600周年記念
第27回 雪舟国際美術協会展
2007年の第14回展以降、毎年12月に国立新美術館で開催される雪舟国際美術協会展。2020年の第27回展も無事にその開催を終えました。
今展は全国各地から寄せられた269点の作品に加え、桜美林大学の学生作品10点、特別展示や参考展示も合わせ、計297点の作品が一堂に会しました。雪舟生誕600周年を記念する展覧会に相応しい力作が揃い、「書画はもっと自由になれる」というキャッチフレーズを体現したような多彩な作品を展覧しました。コロナ禍により来場者数は例年に比べ決して多いとは言えない数でしたが、人が少ないことでかえって自分のペースでゆっくり鑑賞ができたという意見もあり、満足度の高い展覧会となったようです。
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、多くの公募展が中止された2020年。書画作家の皆様が作品発表の場を奪われる状況を目の当たりにした本協会一同には、感染防止に努めた上でできる限り展覧会を実現し、発表の機会を設けなければならないという思いがありました。来場者からも「この時期だからこそ開催してくれて本当に嬉しい」という言葉を多数頂戴し、やはり芸術は人の心を癒し、そして照らすものであり、我々にとってなくてはならないものであると改めて実感いたしました。
「美術屋・百兵衛」2020年秋 No.54・55
災禍の中でもアートの動きはとまらない。 2020年10月8日(木)発売 定価:510円(税込) 本号ではウィズ・コロナ、アフター・コロナを見据えた美術界がどのような対応をしてきたのかを、様々な方向から検証します。さらに、コロナによる巣ごもり需要を受けて、ますます注目が集まっているのがマンガやアニメ。クール・ジャパンの代表格であるマンガとアートとの関係などについて取り上げる特集にもご注目ください。今年の24時間テレビのTシャツを描いた小松美羽のコラム「心鏡」と、長年にわたって日本画壇で活躍し続ける国画会所属の洋画家・佐々木豊のコラム「画家からの提言」を2019年夏号より好評連載中。その他、国内各地で開催される秋のアートイベントや注目の展覧会を紹介するなど、全国の旬のアート情報が満載の一冊です。 ※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、情報を掲載した展覧会やイベントの会期等が変更となっているものがあります。足を運ばれる際には、美術館・ギャラリー等に再度ご確認の上、お出かけください。
戦後日本美術総集 Ⅳ
第二次世界大戦の終結から75年という節目の年に、「戦後日本美術総集Ⅳ」を世に出すことになりました。
優れた美術作品には、作者の平和を願う心情や命の大切さなど様々なメッセージが込められており、観る人の心に様々な想いや活力をもたらしてくれます。また、命の危険を伴う新型コロナウイルス感染を予防する対策において不自由な生活を強いられ、沈んだ人々の心をも癒してくれることでしょう。多くの展覧会や美術のイベントが中止あるいは延期となる今だからこそ、ここに掲載された素晴らしい作品の数々に触れ、改めて命の大切さに繋がる「平和の尊さ」を考えていただければ幸いです。(巻頭挨拶より抜粋)
◆装 丁:A4サイズ/ハードカバー
◆価 格:5,000円(税別)
◆発行日:2020年9月30日 初版発行
「美術屋・百兵衛」2020年春 No.53
東京藝大を探る。 2020年4月13日(月)発売 定価:510円(税込) 本号では、画材メーカーと様々な画材を使って世界を舞台に活躍する谷原菜摘子などの若手アーティストを紹介します。中国や朝鮮半島由来の紙や墨、筆。幕末期に西洋から伝来した油絵具。日本人はこれらに代表される画材を、より良いものへと進化させ、長い時間にわたり育んできました。しかし、時代が進むにつれて求められるものも変化し、材料不足から従来の画材は製造困難になっています。そんな中で、日本の画材メーカーの多くは環境の変化に順応し、国内はもとより世界でも通用する製品を作りつづけています。 また、「日本の美大IV」では多くの有名アーティストを輩出してきた東京藝術大学を取り上げる他、4月に新しく開館する弘前れんが倉庫美術館や、さいたま国際芸術祭2020 に代表されるアートイベントなど美術情報も満載です。
Art Maison InternationalVol.24 平成美術
アートは数字で評価できない
今回の「Art Maison International」Vol.24は、この平成が終わる年に編集がスタートし、令和になって刊行される事から「平成美術/HEISEI BIJUTSU(Art of the Heisei Era)」をテーマにする事となりました。
平成は1989年1月8日から2019年4月30日まで続きましたが、この時代に生まれた世界で1つだけの芸術を、誌面の中で永久に残そうという企画主旨です。この本をご覧になるそれぞれの方が感じるままに作品を捉え、お気に入りの芸術家や作品を見つけていただければ幸いです。(巻頭挨拶より抜粋)
コラム:平成の美術を振り返る、特集:平成に亡くなった巨匠たち 他
◆監 修:A.M.S.C.
◆装 丁:B4大判サイズ/ハードカバー
◆言 語:全編英文和文併記
◆価 格:8,000円(税別)
◆発行日:2020年3月31日 初版発行
第1回 ミラノ・ジャパン
アートコレクション
イタリアのアートファンに向けて、最新のデジタル技術で統一サイズ(サムホールまたはM3)に複製された「第14回 モナコ・日本芸術祭」の日本側全出展作品が、ミラノの高級住宅地に位置する「CHIE ART GALLERY」にて5日間に渡り展観されました。
総合監修を務めた美術評論家のパスクアーレ・ディ・マッテオ氏からも、「小さな複製で、多くの作品を展示する方法は素晴らしく、とても見やすかった。今後も様々な可能性を感じる」と高い評価をいただきました。
第14回
モナコ・日本芸術祭 2020
モナコ公国で開催された「第14回 モナコ・日本芸術祭」は、例年以上の来場者が訪れ大盛況のうちにに幕を閉じました。オープニングセレモニー時のテープカットには、現大公の甥でステファニー公女のご子息であるルイ・デュクリュエ氏が参列。ロイヤルファミリーの出席は1998年以来22年ぶりのことで、モナコの春を告げる恒例行事であるこの国際イベントを一層華やかにしました。
例年マスコミからの注目度も高い「モナコ・日本芸術祭」。今年は現地の新聞「Monaco-Matin」に2月20日・21日・23日の3日間にわたり、大きく取り上げられました。モナコ市街地各所に「第14回 モナコ・日本芸術祭」の公式ポスターが掲示されたこともあり、多くの美術ファンがこのイベントを知り、会場へ出かけるきっかけにもなったようです。
「美術屋・百兵衛」2020年冬 No.52
若き芸術家たちの育成と未来を考える。 2020年1月12日(日)発売 定価:510円(税込) 一般の方にも美術の面白さを伝えるため、2007年に創刊した「美術屋・百兵衛」。豊富な作品図版や写真、情報で、難しそうなアートの話題をわかりやすく紹介してきました。 本号では、様々なカタチの若手芸術家支援に注目。今をときめく村上隆も奈良美智も、みんな最初は新人だった。新しいアーティストが育っていくためには、それを支える基盤や制度が必要不可欠です。賞や奨学金、オークションなどを通して若手芸術家を応援する美術館、株式会社、公益財団法人それぞれの活動を紹介するとともに、社会全体で次世代アーティストを育てる意義を考えます。武蔵野美術大学、アーティゾン美術館など、その他の美術情報も満載です。
国内外の美術展や美術書への作品発表
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