年度別実績Performance
サロン・ド・アール・ジャポネ 2022
パリの高級住宅街である16区に位置するリンダ・ファレル・ギャルリーでは、2022 年9月7日から26日まで「サロン・ド・アール・ジャポネ」が開催されました。天気に恵まれた日も多かった今回の展覧会には、日本美術のファンやコレクターから初めて訪れたという近隣住民まで、多くの方に来場いただき、大きな盛り上がりをみせました。
3週にわたり日本の美術作品を週替わりで紹介した「サロン・ド・アール・ジャポネ」。今回も日本美術の技術や創造力の高さに感嘆の声があがっていました。
また、会期ごとに行なわれたヴェルニサージュでは、2年ぶりに渡仏が叶った日本人作家と鑑賞者が、作品について歓談する様 子も見られました。「作家本人から作品の説明を受け、より理解が深まった」という、パリジャンの笑顔が印象的です。
5回目を迎えたこの展覧会に多くのリピーターが来場したことからも、芸術の都・パリで日本美術への注目が高まっていることがわかります。今後もますます、日本美術のファンやコレクターを獲得していくことでしょう。
第27回
OASIS 2022
1996年に始まった芸術祭OASIS。この名称は、「Osaka Art Show of International Selections」の頭文字ですが、砂漠のような都会の生活で渇いてしまった現代人の心に「アート」という水を与える「オアシス」という意味もあります。
第27回展となる今年も、外務省・文化庁をはじめ多くの団体から後援を受けました。「アートは笑顔を生む」をメインテーマに、 日本からは144人のアーティストによる170作品、海外からの出展作をあわせて、およそ200点が会場を彩りました。さらにNPO法人プロジェクト・スマイリングベイビーと連携。絵画・書・ 写真・立体・工芸など幅広いジャンルの作品が出展されることもこの展覧会の特徴です。
会場は昨年に続き、あべのハルカス近鉄本店ウイング館8階の近鉄アート館。大阪有数の繁華街である天王寺エリアは、平日休日を問わず多くの人で賑わいます。例年OASISの開催を楽しみにしてくださる方はもちろん、初めて訪れたという方からも、「多彩な作品に癒された・元気をもらった」との声が寄せられました。 新型コロナウイルス感染症のパンデミックや戦争など、不安の尽きない時代ではありますが、多くの来場者がアートを通じて笑顔になれたとしたら、主催側として嬉しいことです。
サロン・ド・アール・ジャポネ 2022
高級住宅街である16区に位置するリンダ・ファレル・ギャルリーでは、2022年3月9日から28日まで、第4回目となる「サロン・ド・アール・ジャポネ2022」が開催されました。 今展では3週に渡り日本のアーティストの作品を週替わりで紹介。コロナ禍以前の賑わいを取り戻した街の一角に、華やぎを加えることとなりました。「サロン・ド・アール・ジャポネ」展は日本のアートに触れることのできる場として、回を重ねるごとに着実に日本美術のファンやコレクターを獲得しています。
今昔日本絵画図鑑
この「今昔日本絵画図鑑」では、我々が美術の教科書などで慣れ親しんだ、15世紀から現在に至る日本の名画とともに現存美術家の作品を紹介しています。一説では、日本国内におよそ 50 万人の美術家が存在していると言われています。国内外の公募美術団体に所属、あるいは無所属での活動、また個展やグループ展での活動、そして美術市場で名を上げている美術家たち……。その中から弊社独自の視点で作品を選抜し、美術の「今」と「昔」を比較検証することが本誌の発行目的です。
美術に関心がありながら、その世界になかなか踏みこめない方にも、時代に即したデザインでわかりやすく掲載することを編集方針とし、世の中の美術リテラシーの向上を目指します。「アートであふれる世界」を理想とし、本誌がその一助となる事を願っています。(巻頭挨拶より抜粋)
日本美術ーその歴史と変遷、日本美術年表 他
◆編 集:「今昔日本絵画図鑑」編集部
◆装 丁:A5サイズ/ハードカバー
◆価 格:3,300円(税込)
◆発行日:2022年3月31日 初版発行
Art Maison International
Vol.26
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期された東京オリンピック・パラリンピック。当初予定されていた会期から約1年後の2021年夏、多くの困難を乗り越えて無事に開催されました。国内外の多くの人々が選手たちの熱い戦いに声援を送ったことは皆さまの記憶にも新しいでしょう。スポーツだけでなく、アートもまた人々の繋がりや絆の再生に貢献し、ふたたび世界をひとつにする力があるのではないでしょうか?
人類がコロナウイルスという未知の恐怖に初めて直面した2020 年は美術館やギャラリーの多くが休業に追い込まれ、人々がアートに触れる機会は激減しました。感染拡大を防ぐためにはやむを得ないことかもしれませんが、それまでとは異なる非日常的な生活を余儀なくされた人々の心を癒し、元気付けるという、アートが本来果たすべき役割を自ら手放すことになってしまったような気がします。
その後、徐々に活動を再開した美術施設。そこでアート作品を観ることによって、コロナ禍を乗り越える勇気をもらった人は少なくないはずです。 東京オリンピック・パラリンピックは、新国立競技場などの競技施設やおもてなしの心など多くのレガシーを残しました。
今号で26号目を迎えた国際美術書籍「Art Maison International」は、ある意味で年に一度生まれるアートのレガシーだと言えるかもしれません。ここに掲載された多くの日本人芸術家とその作品は、日本はもちろん海外に住む多くの美術ファンにアートの素晴らしさ、アートがもたらす様々な効能を感じさせてくれるはずです。(巻頭挨拶より抜粋)
芸術の都パリを魅了した日本人アーティスト 画家・赤木曠児郎 他
◆監 修:A.M.S.C.
◆装 丁:B4大判サイズ/ハードカバー
◆言 語:全編英文和文併記
◆価 格:8,800円(税込)
◆発行日:2022年3月31日 初版発行
J. Arts Bridge 2022
for SDGs
2022年1月7日~10日まで、京都の中京区に位置する京都文化博物館で『J. Arts Bridge 2022 for SDGs』が開催されました。年始の賑わいが残る冬の京都。身を切るような寒さの中、多くの方にご来場いただきました。
事前に会場近隣の高倉小学校、御所南小学校へ展覧会開催について告知していたこともあり、初日から親子連れの姿が非常に多かったのが印象的でした。来場した子供たちにはシャープペンシルをプレゼント。何色にしようかと真剣に選ぶ微笑ましい姿も見受けられました。親子で鑑賞しながら、作品について話したり、アンケートに感想を記入したりと、思い出に残る鑑賞体験になったことでしょう。
本展覧会には、油彩画、日本画、書などの平面作品から、陶芸などの立体作品まで全 168 点の作品が展示されました。多彩な作品が揃う会場を見て、来場者もそのジャンルの豊富さに驚いていました。また、広々とした展示室は鑑賞者同志の間隔も開けやすく、ゆっくり見られると好評でした。各エリアには椅子が設けられ、腰をかけて休憩しながら鑑賞ができるという点も魅力的だったようです。お気に入りの作品の写真を撮影される方も、気兼ねなく作品撮影を楽しめた 4 日間でした。
国内外の美術展や美術書への作品発表
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