アラン・バザール
総合監修
本展実行委員長、A.M.S.C.フランス支部委員。具象の頂点を極める画家としてフランスのみならず、世界各国で独自の主題を描き続け、ソシエテ・ナショナル・デ・ボザール賞、フランス国海軍賞、ル・サロン絵画部門名誉メダルなどを受賞。フランス芸術家協会(ル・サロン)絵画部門代表。
アヌッシュ・マスク
ギャラリーオーナー
アーティストの家庭に生まれる。青年期はあえて芸術の道を避け、法律、マーケティングなどを学び、不動産業で活躍。2006年、幼少期の記憶へ回帰し、パリ・16区でリンダ・ファレル・ギャルリーをオープンする。以後の活躍ぶりから、21世紀のフランスにおけるアート・ビジネス界の寵児と目されている。
野口 和男
株式会社麗人社 代表取締役社長、テーラー財団(仏)会員。世界各国で長年に渡り日本の美術を紹介。その功績につき2008年にモナコ公国公室よりシュヴァリエ文化勲章を叙勲。日本文化藝術財団の奨学生助成や次世代工芸展、Independentなどで若手芸術家育成に関する審査員も歴任。
この展覧会には書や日本画、油絵など様々な作品があり、伝統から革新までを感じることができました。それは、熟練された技術の賜物であり、来廊者も日出づる国からやってきた多様性と創造性豊かな芸術を楽しめたのではないでしょうか。長らく日本の美術を眺め続けて、日本の作家たちは常に進化し続けていると思います。今回もまた、伝統と現代とが織りなすアートの交流の場に参加できたことを光栄に感じています。
この展覧会では、日本美術の様々なジャンルの、個性溢れる作品が展示できてよかったと思います。素晴らしいテクニックの作品も多く、パリの美術ファンを驚かせてくれました。今後も想像力をより掻き立ててくれるような作品に出会えることを楽しみにしています。そのアーティストにしか作ることのできない挑戦的な作品、胸を躍らせてくれるような作品を次回も待っています。